ボードゲームバーでれすけに取材してきました

ボードゲームバーでれすけへの取材に

今回はこのメディアとしては初めての取材の方に行ってきました。

茨城県つくば市にあるボードゲームバーです。

このボードゲームバーは2019年2月にオープンしたばかり。

「でれすけ」というボードゲームバーで雑居ビルの二階にあります。

2か月経った時点でさっそく約100名の方たちが訪れたようですでにたくさんの人たちに愛されています。

そしてでれすけ管理人もNHKに取材を受けたり新聞、ラジオに出演するなど注目されました。

なぜこのボードゲームバーなのか

自分自身がASDを抱えていることもあってコミュニケーションなどの問題で居場所に困った経験がありました。

(関連記事:自己紹介ASDとコンプレックスを抱えた今までの人生)

(関連記事:筆者が抱えるASDとはそもそも何? リアルな苦悩とは?

発達障害関連当事者だけでなく社会的マイノリティーの人の中で居場所に困っているという人がいると思います。

ボードゲームバーでれすけは”居場所づくり”というコンセプトを強く掲げているということから今回取材することになりました。

また障がいの有無にかかわらず誰にでも居心地のイイ場所にしたいというテーマになっているので当事者以外にもこのような場所があるということを知ってほしいと思いがあります。

ボードゲームバーでれすけの住所

〒300-1252

茨城県つくば市高見原5-1-28 みちのくビル2F

茨城県の県南に位置します。

東京から約60キロ、車で約1時間

最寄り駅も少し遠く、バスか車でのアクセスとなると思います。

ボードゲームバーでれすけへのアクセス

最寄り駅

JR牛久駅(徒歩30分ほど)

最寄りバス停

関東鉄道・高見原中央

当ビルの目の前

ボードゲームバーでれすけのコンセプト

でれすけの言葉の意味

「でれすけ」という言葉は「でれ」の「でれでれした」という意味と男の人の名前に使われる「すけ」が合わさった言葉で「どうしようもなく情けない男」のようなイメージで主に茨城県、栃木県、福島県あたりの北関東で使われている方言です。

ボードゲームバーでれすけの「でれすけ」に込められた思いとは?

でれすけは【居心地】×【シェアハピ】のボードゲームバー
”あなた”の人生のすきま時間をでれすけが創り、幸せにしたい…

引用:ボードゲームバーでれすけ公式サイト

 

「でれすけ」という言葉ではダメな男みたいなイメージがありますが「ダメな男でもここには居場所があるよ」というようなコンセプトをもとに運営しているそうです。

気持ちが伝わってきますね。

同じビルのシェアハウス「いろり亭ー空ー」の住民がゲームの相手役や接客のお手伝いをしています。

シェアハウスのいろり亭ー空ーは発達障害を抱えていたり引きこもりになった人たちのための「人生の駆け込み寺」として作られました。

居場所ができたのはいいけれど一度社会と接点を切ってしまうとなかなか社会復帰が難しい。

そう感じた管理人が住人の社会との接点として作られたのがこのボードゲームバーでれすけなのです。

 

さっそくボードゲームバーでれすけへに潜入です。

ボードゲームバーでれすけ

バス停はすぐそば。

雑居ビルの二回にあります。

もともとはバーだったところをコンサルティングしてもらい改造したそうです。

バイトしたいという人たちも出てきているそうですがまだ雇うことはできないそうです。

ボードゲームの種類ってたくさんあるんですね。

何か一つお気に入りを見つけられそうです。

でれすけではニックネームを書いた名札を持つことになっています。

来た時に名前で呼ばれてほっとするような空間を作りたいという想いが込められているんだそう。

凄くアットホームな空間です。

 

管理人のお二人もとても面白い方で店員とお客さんの垣根なく一緒に楽しんでいくスタイル。

客層は老若男女問わず。

肩書、年齢関係なく誰もが安心して過ごせる空間がコンセプト。

 

そんなボードゲームバーでれすけの管理人はどんな人なのでしょうか?

 

ボードゲームバーでれすけの管理人

ボードゲームバーでれすけは二人の管理人によって運営されています。

木本 一颯【きもと かずさ】 さん

 

1992年生まれ。

 

筑波大学哲学科を卒業後、東京銀座の会社に就職。

 

会社で仕事のストレスなどが重なりうつ病になり退職。

 

そんななか友達に助けられ「一度仕事をやめれば終わりだ」と考えていたがそうではないと気付く。

 

同じ悩みを持つ仲間とシェアハウス、リバ邸を運営。

 

リバ邸茨城の移転と同時に独立し「いろり邸ー空ー」を設立。

 

仲間とともにボードゲームバーでれすけも運営。

 

ブログも運営中【生きる意味】

 

富樫 弘考【とがし ひろのり】さん

 

1991年生まれ。

 

法政大学 文学部心理学科卒業

 

ネットの求人広告のコンサルタントの営業職を退職し塾講師、投資事業を経てコミュニティづくりをしている

 

2019年にボードゲームバーでれすけを開業し、「オープンに自分の”ホント”を話せる小さな安心安全なコミュニティ」をコンセプトに特に性、恋愛、パートナーシップ、生き方、コミュニケーション、自由、多様性をテーマに活動を広げるアドレスホッパー。

 

そんな二人が運営するボードゲームバーでれすけはどんな想いでされているのでしょうか?

二人の出会いは?

NPO法人コモンビートという団体のミュージカルに参加した時に出会いました。

そこで二人の活動に対して共感しあっていました。

富樫さんが木本さんを誘いボードゲームバーでれすけの運営に。

木本さんが大学時代にボードゲームサークルに入っていたこともありボードゲームはいろり亭ー空ーの住人の社会との接点を持つ場として生かせると考えました。

 

 

 

ボードゲームバーでれすけの意志とは?

ボードゲームバーでれすけの管理人二人にでれすけへの思いを語っていただきました。

ボードゲームバーでれすけは引きこもりを経験している人や、発達障害を持っていてなかなか外へ出れない人たちの社会活動の場の一つとしているのが特徴。

富樫

いろり亭の住人が社会との接点をもって経済活動を通じて小さな成功体験を積んでいけるような場所にしたいと思っています。

ーーー最初から”居場所づくり”というのは意識していたのですか?

富樫

新卒として企業に入社しているタイミングで、すでに早期起業したいという想いがあり、好きな仲間と一緒に仕事をし、経営を学んでいきたかった。かつ、自身が全力で楽しく運営をすることで、その空気感を楽しんでほしかった。
自分はシェアハウスをやっていたこともあって”居場所づくり”に対しては強い気持ちがあった。
大学のころに麻雀をやったりボードゲームサークルに入っていたこともあってのでいろり亭の人たちの社会の接点をもつには良いなって思いました。
最初の段階では考え方は違ったけどそこはしっかり気持ちを伝えました。

木本

富樫

ボードゲームというお互いが好きな趣味を通じて始めたことだけど、いろり亭の人やお客さんが楽しんでいるところを見てこの場を提供できていることに対して喜びと責任を感じるようになりました。
今は安心安全で、否定のない、自分の大事なほんとを伝えられる居場所づくりという点をすごく意識しています。

-----好きな事を通じて始めていったんですね。儲けも気にされていないようですしビジネスとしてやっていないようですが利他的にこのように行動できる理由は何ですか?いわゆるレールの上を順調に歩んできたように見えるのですが居場所をなくしてしまった人たちの居場所を作る側に回った理由は何ですか?

僕は自分自身のためでもあると思う。
人に感謝されたり必要とされることによって存在意義を感じれるというか。
もともと人の輪に入れない人がいることに対して違和感を抱くようなところはあったけど。

木本

富樫

イイ高校に入ってイイ大学に入っていいイイ会社に就職して終身雇用で働くというのがレールだとしたら自分もそこに違和感を抱いていた。これが自分の生き方か、と。
社会人として働く中で、自分のほんとを出せず、上司に人格否定される、罵詈雑言を受け、自分なんてって思い続けたタイミングもある。痛みを知った。反面教師じゃないけど、人を受け入れること、自分の本音を伝えられる環境の大切さを学んだ。
自分は常に人と違うことをしたいと思って生きてきたしレールとかは意識したことはないけど。
自分もうつ病になったりしたしずっと上手くいっていたわけじゃない。
だから痛みが分かるというのはあるかもしれないね。

木本

自分の思ったことをまずはやってみてここまで来た。
結果的に居場所づくりということになっているのかもね。

木本

 

 

ーーーーーボードゲームならではの良さはどんなことにあると思いますか?

富樫

ボードゲームはたくさんの種類があって、誰しもがお気に入りのゲームと出会えることだと思います。
あと、今は家族でも友達でも、その他のコミュニティでも同じ空間にはいるけどそれぞれみんなスマホを見てたり、心を通わせられてないことも多い。
ボードゲームは卓を囲めば、年齢、性別、職業という壁を取っ払って、同じフィールドでコミュニケーションを楽しめること。

ーーーーー居場所づくりといっても手段は様々で、体を動かす動的なものもあればこじんまりとした静的なものもありますが、でれすけでの新たな試みはありますか。

富樫

料理やヨガなどを企画し、とりあえずやってみる場として使ってもらう案が出てたり、お客様とスタッフがコラボし、コミュニケーションの楽しさを享受する合同イベントも行う予定です。あと、「オープンに自分の「ホント」を話せる安心安全な小さなコミュニティー作り」という私のミッションがある。その想いに共感してくれたスタッフが自分のやりたいことの発信のためにコンセプトイベントを立ち上げています。

ーーーーー今後の課題はなんですか?

富樫

でれすけを知ってもらうこと。
ツイッターやSNS、ニュースなどで発信はしているけど、まだまだ知らない人もいる。
でれすけはリピーターも多く、一度来てもらえれば満足してもらえるという自信があるからこそ、まずはうちの店の空気感を味わいに来てほしい。

ーーーーー”居場所”をコンセプトにしている以上色んな人がくる中でお店はそれを受け入れるだけの器も問われると思いますがどう考えていますか?

富樫

そうかも。
初めて来た人にも常連さんにも分け隔てなく接することを心がけています。
表面的なものではなくて本音を語れる場所にしたいです。
発達障がいだったりで苦手な部分は自分たちが可能な限り補っていきたいと思っています。

木本

 

 

ーーーーーこのような居場所は増えてきていますが社会的な意義や同じことをしている人たちに対してはどう思いますか?

富樫

人を受け入れるパワーのあるコミュニティは素敵だと思っています。
人は孤独だから人とつながる小さなコミュニティが人生をより豊かにしてくれると思っています。多ければ多いほど自分の選択をしていけると思うので多様性のあるたくさんの小さな場が増えてくれればいいと思う。
自分らも酒をがぶがぶ飲みたいんだったら普通に隣の店を紹介することもあります。

木本

ーーーーー儲けを考えていないからこそお客様とフェアに関われるのは良いですね。

1つのコミュニティに依存するのは良くないと思っています。
いろり亭の人もこの場所だけでなく色んな所に入ってみてほしい。
同じ”居場所づくり”をしている人も同じ仲間なので横のつながりを持てたらいいなと思います。
そのほうが合わなかったときに紹介できるし相談もできる。

木本

 

ボードゲームバーでれすけを取材して

お二人とも自分たちのしたいことに素直に取り組んでいって、結果的にこのような居場所づくりにつながったような印象を受けました。

自分たちもプレーヤーの一人として一緒に楽しみ店員とお客さんの垣根を超え共に空間を作っていく。

そんな空間にはきっと人が集まってくるんだろうと思います。

そしてボードゲーム以外にも色んなイベントを企画できるそうでみんなで考える場、活動の場としてたくさん活用されるといいなと思います。

 

コミュニティは大切

誰しも孤独を抱えていて職場と自宅以外の居場所は大切ですよね。

今はスマホなどでコミュニケーションができるからこそより人と人のリアルな場でのコミュニケーションは大事になってくるようです。

 

 

というわけで今回はボードゲームバーでれすけの紹介でした。

こうゆう場所があることを知ってもらえればうれしいです。